「あの日、途中で引き返した悔しさを、ずっと忘れたことはありませんでした。」

当ブログ『ゴール裏から頂上へ』がお届けする、旅とスポーツを愛するすべての読者へ贈る「Goal旅(ゴールタビ)」。

今回は、かつて悪天候とコンディション不良により苦汁の決断で途中で撤退(下山)した、奥秩父の美しき名沢「釜ノ沢(かまのさわ)」、そしてその先に聳える百名山「甲武信ヶ岳(こうぶしがたけ・2,475m)」へのリベンジ計画をお伝えします!

胸にずっと刺さっていた小さなトゲを抜き去るため、私たちは万全の準備を整えて再び同じスタートラインに立ちます。

しかし、今回の再挑戦にはもうひとつ、どうしても確かめたい「壮大なロマン」があります。

甲武信ヶ岳という名前の由来である旧国名「甲斐(山梨)」「武蔵(埼玉/東京/神奈川)」「信濃(長野)」
そして、この山頂から東西南北へ注ぎ出る3つの大河——笛吹川・荒川・千曲川

その流域こそが、私たちが週末に熱い声援を送るJリーグのクラブたちのホームタウンそのものなのです。

あの日やり残した宿題を果たす決意と、大河の源流に息づくJクラブへのリスペクトを込めた「リベンジ企画編」をお届けします!

[画像:エメラルドグリーンに輝く釜ノ沢の水面と美しい沢筋の風景]
キャプション:奥秩父が誇る美沢・釜ノ沢。あの日途切れた足跡の続きをたどる旅が、いよいよ始まります


1. 2年前の撤退|あの日引き返した悔しさと学んだ教訓

時計の針を巻き戻します。

初めて釜ノ沢に挑んだあの日、目の前に広がるエメラルドグリーンの美しさに歓声を上げたのも束の間、急変する天候と体調の違和感から、私たちは途中で「撤退」を余儀なくされました。

「安全第一」で下山を決めたあの判断に後悔はありません。けれど、清らかな水流を前にして足をとめ、引き返した帰りの車内の静けさと悔しさは、今でも鮮明に覚えています。

「必ず強くなって、万全の状態でこの沢を詰めあがり、甲武信ヶ岳の頂に立つんだ。」

道具を吟味し、トレーニングを重ね、天気図を読み込み……あの日残された宿題を解くための「リベンジ計画」ほど、大人の胸を躍らせるものはありません。


2. 旅のロマン:3つの大河と、そこに根付くJリーグのクラブたち

今回のリベンジ計画で私たちが胸に抱いているのは、単なる「山登りの再挑戦」だけではありません。

甲武信ヶ岳という山は、あまりにも特別な役割を担っています。この頂から流れ出る「最初の一滴」が、やがて大河となり、私たちが愛するクラブとホームタウンを育んでいるのです。

① 【甲斐の国】笛吹川(富士川水系) ➔ ヴァンフォーレ甲府

山梨県を潤す笛吹川。甲府盆地の豊かな果実や風土を育むこの水系は、山梨の誇りであるヴァンフォーレ甲府のホームタウンを優しく包み込んでいます。

② 【武蔵の国】荒川水系 ➔ 埼玉・東京のクラブたち

秩父の深山から埼玉の平野、そして首都・東京へと注ぎ込む荒川。その流域には、サッカー王国・埼玉の浦和レッズ大宮アルディージャ、東京の熱気を背負うFC東京東京ヴェルディなど、日本を代表するクラブたちがホームタウンを構えています。

③ 【信濃の国】千曲川(信濃川水系) ➔ 長野・松本のクラブたち

日本一長い川・信濃川の源流である千曲川。信州の大自然を悠然と流れるこの大河は、AC長野パルセイロ松本山雅FCをはじめ、長野県全体のアクティブで豊かなスポーツ文化を支えています。

あの日途中撤退したあの水流も、やがては巡り巡って、スタジアムで戦う選手やサポーターの喉を潤し、街を育む水になる。

「この源流を最後まで登り切り、三国が見渡せる山頂へ立つんだ」という想いが、今回の挑戦を何倍も特別なものにしてくれています。

[画像:甲武信ヶ岳山頂標識と、遠くに広がる甲斐・武蔵・信濃の山並み]
キャプション:三国を見渡す甲武信ヶ岳山頂。あの絶景の先にあるホームタウンへ想いを馳せます


3. 今回のルート計画と「絶対に失敗しない」ための安全対策

2年前の苦い経験は、私たちにとって素晴らしい「教訓」へと変わっています。今回のリベンジ計画では、以下のポイントを徹底的に見直しました。

  • 無理のない工程配分(タイムスケジュール):
    山梨県側の西沢渓谷から入山し、東沢・釜ノ沢を経て甲武信ヶ岳へ。途中の幕営も含め、コースタイムに十分なゆとりを持たせます。
  • 撤退基準(撤退ライン)の再確認:
    「せっかくここまで来たのだから」という執着を捨て、増水や悪天候、体調不良の兆候があれば即座に判断できるようルールを再徹底します。
  • 沢登り装備の完全チェック:
    ヘルメット、沢靴(フェルトソール)、ハーネス、防水バッグなどのギアを事前メンテナンスし、万全のコンディションで臨みます。

[画像:釜ノ沢名物「千丈のナメ」のダイナミックなロケーション]
キャプション:一枚岩の上を水が流れる千丈のナメ。今回は万全の体調と装備でここを登り切ります


 19zoの親切メモ(グループでのリベンジ登山で失敗しないコツ)

  • 「前回の撤退ポイント」をあらかじめ共有しておく:
    前回の失敗や撤退した場所を全員で認識しておくことで、「ここからは未知の領域だから気を引き締めよう」と現場での集中力が格段に高まります。
  • 一般登山道(毛木平ルート)という選択肢も持っておく:
    沢登り(釜ノ沢)は専門装備と経験が必要ですが、長野県側の「毛木平(もーぎだいら)ルート」を使えば、一般登山道で安全に「千曲川源流点(極上の一滴が湧き出るスポット)」を巡ることができます。天候に応じて柔軟にルート変更できる準備をしておくことが大人のゆとりです。

4. まとめ|いざ、あの日やり残した宿題を解き明かす旅へ!

あの日途中で引き返した悔しさ。
そして、甲斐・武蔵・信濃を包み込む大河の源流。

準備はすべて整いました。

あの日やり残した宿題を、私たちがどうやって解き明かしてくるのか——。
そして、源流で出逢う絶景と、下山後の温泉・美味しいグルメの旅物語。

無事に帰宅した後、感動のドラマと詳細な記録をまとめた【本番レポート(実績まとめ&個別記事)】を公開しますので、どうぞお楽しみに!

いってまいります!

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